ボランジェ、
唯一無二の味わい

シャンパーニュ・ボランジェを知ることは、シャンパーニュを造り続けてきた偉大なるファミリーと出会い、ワイン愛好家たちと素晴らしい経験を共有するということです。

シャンパーニュ・ボランジェ
約200年にわたるファミリーの伝統を守る

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情熱的なボランジェ・ファミリーの人々

個性豊かな人々の歴史

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    Athanase, Paul and Joseph

    物語の始まりは、アイ村の郊外に広大な土地を相続したAthanase de Villermontから始まります。彼はシャンパーニュのワインの素晴らしい可能性を直感しましたが、貴族階級の一員であったため、商業活動への参加を禁じられていました。その後、彼はシャンパーニュのワイン販売に精通するジョセフ “Jacques” ボランジェと、シャンパーニュに生まれ育ちワインの世界に魅了されたPaul Renaudinに出逢います。1829年2月、Renaudin-Bollinger & Cieが設立されます。ジョセフが販売を、Paulがセラー管理を担当しました。 Athanaseは時代を超越するシャンパーニュ・メゾンを創設したのです。

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    ジョルジュ・ボランジェ

    ジョルジュ・ボランジェはメゾンの経営を引き継ぎました。創設者Jacques BollingerとLouise-Charlotte Hennequin de Villermontの息子として、20世紀初頭のシャンパーニュのブドウ園を壊滅させたフィロキセラ危機や、1911年のブドウ栽培者の反乱、そして1914年に始まった第一次世界大戦といった困難な時代をボランジェと共に乗り越えなければなりませんでした。彼は1891年から1918年までアイ村の評議員を務め、村のために尽力し、1916年には敵国の略奪者から守りました。

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    ジャック・ボランジェ

    ジョルジュの息子ジャック・ボランジェは1918年、亡き父親の跡を継ぎボランジェの責任者となりました。第二次世界大戦中、飛行士として名を馳せたジャックは、1923年にElisabeth Law de Lauriston-Boubersと結婚します。彼は敷地の拡張、新しい貯蔵施設の建設、そして現在オフィスの所在地となっている Boulevard du Maréchal de Lattre de Tassigny沿いに邸宅を構え、事業の将来的な発展を図りました。また、トーシエールのブドウ園を購入し、ボランジェのブドウ畑を拡大しました。

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    エリザベス・ボランジェ

    マダム・ボランジェは夫の死後、1971年までボランジェの経営を引き継ぎました。戦争により仕事は困難を極めましたが、終戦後は世界中を巡りブランドを広め、メゾンに繁栄をもたらしました。彼女の信念と、ビジネス、シャンパーニュ双方における卓越した手腕はボランジェの歴史に刻まれました。

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    Claude d’Hautefeuille and Christian Bizot

    マダム・ボランジェは良識をもって、彼女の後継者となるに相応しい家族メンバーを身近に集めていました。まず姪の夫であるClaude d’Hautefeuilleにメゾンのあらゆることを教えました。彼は1950年にディレクターに就任し、ボランジェの品質要件を守りながら、大胆な近代化計画を実施しました。マダム・ボランジェは1971年にClaudeを会長に任命しましたが、6年後に亡くなるまでメゾンに密接に関わり続けました。1978年にがClaudeの跡を引き継いだのは、マダム・ボランジェの甥Christian Bizotでした。リリー伯母さんと同じく旅好きのClaudeは、ソムリエ、レストランオーナーやワイン業者との架け橋となり、メゾンのワインを広めることに尽力しました。率直さと親しみやすさで知られる彼は偉大な会長でした。

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    ギスラン・ド・モンゴルフィエ

    1994年、メゾン・ボランジェの創設者ジョセフ・ボランジェの曾孫にあたるギスラン・ド・モンゴルフィエがメゾンの責任者となりました。彼は卓越性を追求することを指針としながら、メゾンの発展に尽力しました。生産量をあえて制限することで品質を向上させる方針を続け、ボランジェ精神を忠実に守り続けました。2007年には技術的な専門知識が評価され、シャンパーニュメゾン組合(UMC)の理事会会長およびシャンパーニュ地方ワイン生産同業委員会(CIVC)の共同会長に選出されました。

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    ジェローム・フィリポン

    2008年、一族以外の人物が初めて会長に就任しました。シャンパーニュ地方出身のジェローム・フィリポンは、主要な産業グループで素晴らしいキャリアを築いてきました。ボランジェの歴史の中で、一族以外の人物に未来が託されたのは初めてのことです。ジェローム・フィリポンはボランジェ一族とともに、シャンパーニュ・ボランジェを発展させ、その原則と価値観を守り続けました。

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    シャルル=アルマン・ド・ベレネ

    2017年、シャルル=アルマン・ド・ベレネがシャンパーニュ・ボランジェの最高経営責任者に就任しました。彼のもとで、ボランジェは伝統的な職人技を守りつつ、革新的技術を取り入れ、ブランドの商業的および品質的な発展を追求しています。

"私は、幸せなときと悲しいときにシャンパーニュを飲みます。 一人でいるときにも飲むし、友人といるときに飲むのは当然のこと。 あとはお腹が空いたときに、少しすするくらい。 それ以外のときには、私はシャンパーニュには手を触れません。 喉が渇いたときは別ですが。"

マダム・リリー・ボランジェ(ロンドン・デイリー・メール 1962年10月17日)

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ボランジェの比類なきスタイル

ボランジェ・スタイルとは比類なきものであり、数々のワイン愛好家たちにもそう認められています。何世代にもわたり受け継がれてきた、厳格な手法と原則の尊重の賜物です。伝統に基づき、経験を何よりも大切にしてきました。このスタイルは果実のアロマを余すところなく表現します。

偉大なピノ・ノワールの力強さとコート・デ・ブラン地区のシャルドネのフレッシュさのバランスを保ち、濃密で繊細な存在感を持つボランジェ・スタイル。ボランジェのワインは、オーク樽で長期間酵母と接触させながら醸造することで、クリーミーな泡立ちを生み出します。常に新しい何かを提供する、唯一無二のテイスティング体験をボランジェは保証します。自社畑、ピノ・ノワール、マグナムボトルで熟成されたリザーヴワイン、木樽、そして時間。ボランジェ・スタイルは5つの明確な原則に基づいています。

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自社畑

代々受け継がれてきた極上の自社畑

ボランジェは長年にわたり、シャンパーニュ地方の最高級のクリュの中心に自社の畑を築いてきました。シャンパーニュ・ボランジェの180ヘクタールに及ぶ畑の85%がグラン・クリュとプルミエ・クリュで構成されています。
モンターニュ・ド・ランス周辺のアイ、アヴネイ、トーシエール、ルーヴォワ、ヴェルズネイではピノ・ノワール。
コート・デ・ブラン地区のキュイではシャルドネ、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のシャンヴォワジーではムニエ。計7つの畑を、生産チームが育てています。

ボランジェのもう 1 つの特徴は、フィロキセラの被害を一度も受けていない 2 つの区画、クロ・サン・ジャックとショード・テールの2つの伝説的な区画を保持していることです。接ぎ木をしていないブドウの木は完全なる手作業で手入れをし、プロヴィナージュと呼ばれる「取り木」の技法を用いて繁殖を行い、この特別な遺産を守っています。最高級のシャンパーニュ、ヴィエイユ・ヴィーニュ・ フランセーズは、この伝説的な畑から造られているのです。

Champvoisy Tauxières Avenay-Val-d’Or Louvois Verzenay Cuis Reims Aÿ Épernay Vallée de la Marne Montagne de Reims Côte des Blancs

象徴的な区画の紹介

  • モンターニュ・ド・ランスのピノ・ノワール

    このワインの産地のさまざまな丘陵、歴史的なアイの畑、トーシエール、ルーヴォワ、アヴネイ、ヴェルズネイなどでピノ・ノワールの特質が育まれています。

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  • ヴィエイユ・ヴィーニュ・フランセーズ : 守るべき宝、奇跡の2区画

    ボランジェの2区画は創業当初から、奇跡的にフィロキセラに耐え、剪定を行っていない”フラン・ド・ピエ(地中に直接植えられた自根の樹)”と呼ばれるフランス産のブドウ樹が栽培されています。

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  • 貴重な"ラ・コート・オー・ザンファン"区画

    アイ村郊外に位置する急斜面の丘で、村からはブドウ畑の中央に小さな白亜の崖が見えます。中にはこれを”シャンパーニュのロマネ・コンティ”と呼ぶ人もいます。

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  • コート・デ・ブラン地区、キュイのブドウ畑

    コート・デ・ブラン地区北部の村、プルミエ・クリュ格付けを持つキュイでは、シャンパーニュ・ボランジェの歴史的なブドウ畑が広がり、多様な傾斜面が特徴です。

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  • ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区の中心に

    ボランジェは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区、中でもシャンヴォワジーのブドウ畑でピノ・ムニエの大部分を育てています。この品種は繊細でありながら力強い特徴を持っています。

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ピノ・ノワール

シャンパーニュ・
ボランジェの要

ピノ・ノワールは繊細な品種のため、あらゆる工程で手をかけてやらなければならず、気難しいブドウとも言われます。熟成にも非常に長い時間が必要です。しかしボランジェは、ピノ・ノワールがワインにもたらす比類なきフィネスを引き出すことで、造り手としての名声を高めてきました。

現在モンターニュ・ド・ランス周辺に植えられているピノ・ノワールは、ボランジェのブドウ畑の60%以上を占めています。これは偶然にも、スペシャル・キュヴェのブレンドにおけるピノ・ノワールの割合とまったく同じです。

ピノ・ノワールはその多様な側面で驚きをもたらし、上手に醸造すると熟したそのブーケのフィネスが際立ちます。
この品種がブレンドに占める割合が異例とも言えるほど高いことが、ボランジェ・スタイルの特徴であり、ワインに力強さ、ボディ、そしてワイン愛好家を魅了してやまないフィネスを与えます。これは創業当初から、シャンパーニュ・ボランジェのアイデンティティの要のひとつとなってきました。

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木樽を使用したワイン醸造

シャンパーニュ地方最後の
メゾン専属樽職人

ボランジェの樽職人 (シャンパーニュ地方最後のメゾン専属樽職人) の工房に入ると、まるで時を遡るような感覚にとらわれます。きちんと整頓された道具は、別の時代を思い起こさせます。樽作りは高度な技術を要する職人技です。ボランジェの 4,000 個の熟成樽 (中には 100 年近く前の樽も) は、1 つ 1 つが細心の注意を必要とします。この伝統を完璧な状態で維持するためには厳しい訓練が必要であり、樽作りは若い世代に引き継がれるべき職人技です。ボランジェは、この貴重な専門知識の保存を非常に重視しています。

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マグナム・ボトルに保管されるリザーヴワイン

リザーヴの芸術

シャンパーニュ・ボランジェでは、リザーヴワインの一部をマグナムボトルで保管しています。毎年、最高のワインの一部が、スペシャル・キュヴェとボランジェ・ロゼのブレンドに使用される100万本のリザーヴ・マグナムボトルの特別なコレクションに加わります。この方法はシャンパーニュ地方ではユニークで、ボランジェでは1890年から採用されており、メゾンの偉大なスタイルを示す要素のひとつです。

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”忘れられたセラー”とその150年超のヴィンテージを探る

2010年、セラーの棚卸し作業の際に、リザーヴワインが入ったボトルとマグナム・ボトルが収められた放置されていたワインセラーが発見されました。同年実施されたアーカイブ調査により、新たに発見されたボトルのヴィンテージが判明し、最も古いものは1830年でした。シャンパーニュ・ボランジェはこれらの古いヴィンテージの復元に成功し、2016年6月に”Galerie1829"と”ラ・レゼルヴ”という新しいワインライブラリーを発表しました。これらを通じ、何世紀にもわたり守り続けてきた遺産を共有したいと考えています。
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時間

贅沢な時間

地下にあるセラーの世界に足を踏み入れて初めて、ボランジェにおける時間の重要性を十分に理解できるでしょう。まず第一に、すべてのワインに上質な複雑性をもたらすために、シャンパーニュのアペラシオンで定められた熟成期間の2倍から3倍もの時間、澱の上で熟成させています。この長い熟成が、アロマにたぐい稀な繊細さを、泡にビロードのような質感を与えてくれるのです。
メゾンにおける時間の概念はここで終わりません。ボランジェでは、自然の成り行きを見守ります。収穫がヴィンテージの基準に達しない場合は、翌年、あるいはその翌年まで待ちます。常に優先されるのは、量より質です。
この考えをさらに推し進め、極めて高い熟成のポテンシャルを秘めたラ・グラン・ダネのヴィンテージのみが、セラーでさらに数年以上寝かされ、有名なボランジェR.D.となり最も厳格なワインテイスター達の舌を唸らせるのです。

時に根ざした責任感と、人々、大地、そして私たちのルーツへのコミットメント

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    独自の技術に磨きをかけます

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    従業員と共に卓越したカルチャーを発展させます

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    チームのウェルビーイングを保証します

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    生物多様性を保護することで自社畑のサステナビリティを維持します

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    二酸化炭素排出量を削減します

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    循環型経済を構築します

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    ファミリーの伝統を継承します

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    地域のエコシステムに貢献します

ワインが絆を紡ぐメゾン

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